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アジアのニュース

非常に強いサイクロン「アルナブ」がインド東部に上陸開始

インド気象局(IMD)が「非常に強いサイクロン」に分類する「アルナブ」が、アンドラプラデシュ州ナルサプル付近で上陸を始めました。ヒンドゥー紙によると、ビシャカパトナムなどで大雨が続いています。上陸の過程は長引くおそれがあり、正確な上陸地点は過程が終わってから示すと IMD は説明しています。

アンドラプラデシュ州では航空便や列車の運休が相次ぎ、漁船約3万隻を陸に引き揚げました。隣のオディシャ州も山間部の道路を閉鎖して交通を制限し、大規模な避難を始めています。CNA は、当局の話として、沿岸の危険地域から約5万人が避難所に移ったと伝えています。被害の全体像はまだ分かっておらず、上陸後の豪雨と高潮への警戒が続きます。

2026年10月28日(水) 中国・日本

習主席、福田元首相への弔電で高市政権に「政治的基盤の厳守」を求める

中国の習近平国家主席は、10月22日に亡くなった福田康夫元首相の遺族に弔電を送りました。NHK によると、習主席は弔電の中で、高市政権を念頭に、日本の政権担当者が両国関係の政治的基盤を確実に守ることを望むと述べました。ジャパンタイムズも、習主席が日本に関係の政治的基盤を守るよう求めたと報じています。

福田氏は在任中に日中関係の安定に取り組んだことで知られます。弔意の表明に政治的なメッセージを込めた形で、中国側が高市政権の対中姿勢を注視していることがうかがえます。茂木外相は27日の参院外交防衛委員会で、高市首相が11月に中国で開かれる APEC 首脳会議に出席する方向で調整していると明らかにしました。中国の首脳との個別会談については「検討中」としています。

2026年10月28日(水) 韓国・北朝鮮

北朝鮮、軍事境界線近くで韓国側の目前に自走砲を配置

韓国との軍事境界線近くで「要塞化」を進める北朝鮮が、韓国側の展望台から約1.4キロの場所に自走砲を複数配置していることが分かりました(NHK)。シンガポールの CNA も、南に向けられた北朝鮮の砲が国境の展望台で懸念を呼んでいると伝えています。

北朝鮮は韓国を「敵対国家」と位置づけ、境界線付近の防御施設を強化してきました。偶発的な衝突の危険が高まりかねない一方、米国では、トランプ大統領と金正恩総書記の首脳会談の可能性をめぐる議論も出ています。聯合ニュースによると、米国の専門家は中国が仲介役を担う可能性は低いとみています。

メルツ独首相がアジア歴訪、きょう日独首脳会談でサプライチェーン協力

高市首相は28日、ドイツのメルツ首相と会談します。NHK によると、重要鉱物や半導体など幅広い品目でサプライチェーンを強くすることや、サイバー分野の協力を強めることを確認する方向で調整しています。

メルツ首相は来日に先立ち、シンガポールを訪れました。ドイチェ・ヴェレ(DW)によると、メルツ首相はシンガポールで、国際秩序が揺らぐなか欧州とアジアの「ミドルパワー」がもっと主体的に動くべきだと述べ、開かれた競争と信頼性、ルールに基づく秩序のもとで自由貿易を広げたいと強調しました。米中の対立が続くなか、日独が経済安全保障で歩調を合わせられるかが焦点です。

エムバペ選手が毛沢東「独裁者」発言を謝罪、中国企業は契約解除

サッカー・フランス代表のエムバペ選手が、自分の顔を合成したミーム画像についてのインタビューで、毛沢東を「独裁者」と呼んだとされる発言について謝罪しました。BBC によると、エムバペ選手は発言を「軽率だった」と認めています。

NHK とジャパンタイムズによると、中国の大手企業は「国民感情を傷つけた」としてスポンサー契約を次々に解除しました。DW は、中国国営テレビがスペインリーグの中継を止めたとも伝えています。中国では毛沢東をからかうことはいまも社会的なタブーとされています。中国市場での発言をめぐり、海外のスポーツ選手が商業的な代償を払う例がまた一つ加わりました。

2026年10月28日(水) ミャンマー

ASEAN 特使がミャンマー訪問へ、軍主導政権との対話が広がる

タイ外相によると、ASEAN の特使が28日にミャンマーを訪れます(CNA)。DW は、米国がミャンマーの軍主導の政権と協議を再開し、東南アジアの複数の国も外交接触を再開していると報じています。

軍政との公式な接触を控えてきた EU は、自らのボイコット路線について難しい判断を迫られていると DW は分析しています。軍主導政権との対話を広げるのか、孤立させるのか。国際社会の足並みの乱れは、ミャンマーの民主化や人道支援のあり方にも影響しそうです。