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中南米のニュース

ブラジル大統領選で敗れたフラビオ・ボルソナロ氏、米国へ出国か

25日のブラジル大統領選の決選投票で敗れた右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員が国外に出て、米国に向かったと複数の媒体が報じました。フランス24、DW、ガーディアンなどが関係者の話として伝え、アルジャジーラによると、米国務省の高官はボルソナロ氏と家族にビザを出す方針を示しました。ボルソナロ氏は資金洗浄の疑いで捜査を受けており、最高裁はパスポートの提出を命じていました。BBC によると、期限までに提出しなかったため、パスポートは無効になっています。

出国の経路ははっきりしていません。ユーロニュースは、AFP が警察筋の話として、出国の正式な記録はないと伝えたと報じています。メルコプレスは、連邦警察がアルゼンチン経由で出国した可能性をアルゼンチン当局に確認していると伝えました。

NPR によると、ボルソナロ氏の政党は敗北を受け入れましたが、本人は敗北を認めていません。トランプ米大統領は証拠を示さないまま、選挙が「不正だった」と主張しています。アルジャジーラによると、ルラ大統領はボルソナロ氏の行動を恥ずべきものだと批判しました。

ルラ氏が逆転で4期目、市場はレアル急落で反応

ルラ大統領は、1回目の投票でボルソナロ氏に負けた後、決選投票で逆転し、通算4期目の当選を決めました(BBC)。フランス24は、ルラ氏が81歳の誕生日を2日後に控えた勝利だったと伝えています。ルラ氏の前の任期中にアマゾンの森林破壊が過去最低の水準まで減ったことから、環境活動家からは歓迎の声が上がっています(フランス24)。

一方、市場は厳しく反応しました。メルコプレスによると、選挙後最初の取引となった26日、通貨レアルは対ドルで8%以上下落し、株価指数ボベスパの先物は15%下がって一時取引が止まりました。投資家は財政規律の強化を期待してボルソナロ氏の勝利を見込んでいました。公的債務は GDP の80%を超えています。

地域の反応は分かれました。チリのカスト大統領やパラグアイのペニャ大統領など右派の首脳も祝意を示した一方、アルゼンチンのミレイ大統領は沈黙を続けています(メルコプレス)。BBC は、ルラ氏の勝利がトランプ政権の中南米戦略への打撃になると分析しています。

2026年10月28日(水) ベネズエラ

野党指導者マチャド氏が帰国、米国の石油合意に批判も

ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が亡命先から帰国しました。BBC は、トランプ政権の後押しを受けた帰国だとしつつ、米国は当面、ベネズエラの現在の指導者との関係にも満足しているとの見方を伝えています。

マチャド氏は、米国がベネズエラで結んだ石油合意を批判しています。これに対しルビオ国務長官は、合意は中国やロシアの関与に代わる選択肢だと反論しました(SCMP)。トランプ大統領は27日、テキサス州での選挙集会でベネズエラの石油を成果として強調しました(アルジャジーラ)。ガーディアンによると、ベネズエラを「51番目の州」と呼ぶ場面もありました。米国の関与が民主化につながるのか、資源確保を優先するものなのか、が問われています。